働いていたワイナリー、アストビサの畑にて

髙橋 綾乃

・チャコリ伝道師
・JSA認定ソムリエ

Kaixo!(カイショー:バスク語で「こんにちは!」)
はじめまして、チャコリ伝道師の高橋綾乃と申します^^
「チャコリ伝道師」って何?って感じですよね(笑)
それもそのはず、日本にはただ一人、いまのところ私だけが名乗っている職業です。

自己紹介
1987年、静岡県西伊豆生まれ。
海や山、川、自然豊かな地で育ち、幼いころはまさに野生児のように遊びまわっていました。(笑)
伊豆はいいところです。海の幸、山の幸ともに豊かでおいしいものがたくさん。
高校卒業まで伊豆で過ごし、その後東京に出てきました。

これまで約10年間、お酒に関わる仕事をしてきました。
レストランのホールスタッフから、ワインや日本酒を扱う酒販店での小売経験を重ね、いろいろなお酒、特にワインと深くかかわり、多くの生産者に会い、知識を深めてきました。

そんな中、2016年にスペイン・バスク地方の「地ワイン」である、「チャコリ」と出会い、深く恋をしてしまいました。
ワインの仕事に携わる人間として、一瞬のワイナリー訪問だけでは決して理解することができない、もっと深い生産者の喜びや苦しみをわかるようになりたいという想いから、2018年6月、単身バスクへ渡り、チャコリのワイナリーで約一年、研修をしてきました。
(当時の仕事を辞めて、帰ってきた後の保障もないまま出発しました。(笑)

バスクは「美食の地」として有名なだけあって、料理の世界にはバスクで修業をされた日本人の方というのは多くいらっしゃいます。
が、現地の地ワインとして親しまれているチャコリのワイナリーで働く日本人は、なんと私が初めてでした!
ワイナリーのある村は人口1000人ほどの山間のちいさな村で、まさに「こんなところに日本人」状態でした。
村の方々から、「なぜわざわざ日本からこんなところに?」とよく質問されました。

ワイナリーでの仕事は多岐にわたります。もちろん畑での仕事、一年のハイライトともいえる収穫、醸造、瓶詰、ラベル貼り、出荷、配達まで、ぶどうを育てるところから届けるところまで、すべての行程を一緒にやらせてもらいました。
実際に長い期間を通して一緒に働かなければわからないことを、たくさん教えてもらいました。

そしてバスクで暮らしながら働くうちに、この地の魅力や人々の魅力、チャコリのすばらしさにさらに魅了されていきました。

アストビサで働く仲間たち


そしてチャコリ伝道師へ
まだまだ日本では知られていない、バスクやチャコリの魅力をもっともっと伝えたいという思いから、帰国後は「チャコリ伝道師」という職業をつくり、いろいろなイベントやセミナー、ワインの販売会を通してバスクの魅力や、チャコリの美味しさを日本で広げるための活動をしています。

現地の人たちと生活を共にして、現地で暮らした経験を活かして、バスクの魅力を伝えたいと思います!

ongi etorri!(オンギ エトリ)=バスク語で「ようこそ!」
みんな一緒に、チャコリを飲もうよ!^^